脳梗塞を発症し自宅で倒れていたところを救急車で運ばれた父。
急性期病棟に1か月ほど入院して、リハビリ病棟へ転院しました。
大変ありがたいことに、リハビリ(回復期)病棟のソーシャルワーカーさんはメールでのやりとりができたため、落ち着いてやり取りをすることができました。
今時、プライベートで使用しているメールアドレスなんてメルマガ受信用ぐらいしか持っていない人も多いかと思いますが、公の場で使用できるようなメールアドレスを持っている必要があると感じました。
- 脳血管疾患で要介護になった父を介護するアラフォー
- 2021年8月から在宅介護を開始
- 2021年に福祉業界に転職
- 終活アドバイザーを取得して介護をする人に必要な情報を発信中
リハビリができる期間の話
入院したら退院時期が気になります。
事前に調べたところによると、脳血管疾患は150日または、高次脳機能障害の場合は180日が入院可能期間です。
入院当初は最大150日と聞いていたのと、最大150日なだけであって、大体90~120日で退院となるので
フルで入院する人は少ない。とのことでした。
要は最大期間があるだけで、実際は3、4か月でリハビリが終了したり、これ以上の向上が見込めない。
となった場合は期限内に退院となるのです。
結構早めに、次はどうするか決めていかなくてはならないようで
焦ったのをおぼえています。
コロナ禍で面会禁止
新型コロナウイルスのワクチン接種がまだないころは
面会は一切受け付けてもらえず、病室のあるフロアにすらいけませんでした。
入院して、しばらくしたら
「テレビ電話面会」が可能になりました。
とは言え、自宅と病院でのテレビ電話面会ではなく
病院の面談室と病室での面会なので、病院に行く必要があります。
本人が携帯電話を使えるのであれば、電話面会で病院に行く必要はないのですが、
父は携帯電話を使用できる状態ではないので、入院期間中に2回ほど面会に行きました。
叔父と私で面会して、叔父は地元の方言を使って父を楽しませていました。
ただ、夫婦間の関係が悪かったこともあり母は一度も面会には行っていません。
介護保険申請
急性期病棟のソーシャルワーカーさんに医療費の限度額認定証の取得と介護認定の申請をするように言われていたのですが
母に任せていたところ、入院から1か月ほどたったころに医療費の限度額認定証の取得しか行っていなかったことが発覚しました。
私が介護保険の申請窓口に電話して進捗を尋ねたところ、申請されていないと判明したのです。
改めて母に聞いてみたら、一度にいろいろ言われたからわからない。とのことで
高齢の母にはできないことがでてきたと痛感しました。
すでに急性期病棟から、回復病棟への転院が決まっている時期で
本来であれば急性期病棟に役所からの介護認定の調査員が来て主治医の先生の意見書と本人の身体状況の確認が終わり、介護認定が下りるころ。というタイミングでしたが
遅ればせながら、介護認定の申請にいくことになりました。
そろそろわかるはずの介護度が分からないため、リハビリ病棟のソーシャルワーカーさんは
退院後に施設入所になるのか、自宅に戻るのかの判断ができずに止まってしまいました。
さすがに申し訳なく思い
今度は母に任せておくわけにはいかず、私が窓口に申請に行きました。
介護保険申請の窓口の方は、とても丁寧に介護保険の冊子とともに様々なことを説明してくださいました。
申請が遅くなったことを病院に詫びつつ、調査員が病院に行くことを連絡し
ひと段落となりました。
レンタル品
入院中は私物をあまり持ち込めません。
アメニティ関連はレンタルとなります。
父の入院した病院では、タオル・パジャマ・肌着・下着・靴下・おむつがレンタルで業者さんが洗濯してくれるので、頻繁に病院に行く必要はありませんでした。
ティッシュ・コップ・ボディーソープ・リンスインシャンプーもついていました。
逆に私物はメガネ・入歯洗浄剤・歯磨き粉・歯ブラシ・髭剃り・スリッパ・保湿クリームだったので、たまに追加で持っていきました。
ちなみにアメニティ関連は医療費ではないので、入院代とは別で1日当たり1,500円発生していました。
1か月約45,000円です。
おむつがあるのとないのでは倍くらい料金が変わりましたが、父にはおむつが必要なので一番高いプランになったのです。
(おむつなしの方が安い)
そんなわけで、お金が飛ぶように出ていったのでした。
おむつは医師の診断書があれば確定申告の時に医療費として認められますが
おむつを医療費にする手続きは調べる時間も含めるとものすごい時間を要したので別記事で書きたいと思います。
散髪
長期で入院していると、男性は散髪が必要になってきます。
病院で契約している理美容のお店の人が定期的に出入りしているので
こちらから病院に連絡して理美容の予約を入れます。
入院中はなんだかんだと、やることが多いので
全然落ち着かないなーと感じていました。
つづく